ゆっくりと千ヶ滝の森から

定年を迎え、軽井沢千ヶ滝に家を求めました。四季の移ろいの中で、自分の目で見て感じたことを、書き綴りたいと思います。

明月有光 人有情

21時を過ぎて、やっと木々の間に月が昇った。

中秋の名月

離人無語月無声、明月有光人有情(『明月夜留別』李治)

離れ離れになる人は言葉なく、月もまた声なく、明月には光があり、人には情がある。

 

山崎宏さんは日中戦争で軍馬の獣医として従軍した。しかし、38年には軍隊から脱走し、以降山東省済南市に住み続けた。終戦後に現地で診療所を開設し、60年以上に渡って奉仕活動として現地市民への無料診療を行ってきた。100歳を過ぎてもお医者様を続けた。2010年、102歳で没。

その山崎さんが、好んで書いたという唐詩の一句。

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レンゲショウマ

木陰でゆらゆらと揺れる、レンゲショウマ。

軽井沢の夏を彩る優美な花。

とは言え、数が少なく、どこでも見られるわけではない。

西側保養所の、森の斜面。
大きな群落がある。

昨年はつぼみがつく頃に草刈りされてしまい、ご近所のHさんが抗議に出向かれた。

「まぁ、よその庭だからしょうがないな。」と思っていたが、さすが!

今年はその部分だけ草刈りをせず、そこここに花が揺らいでいる。

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七月が終わる

朝、雨が上がると、一斉にセミが鳴き始める。

「チーーーーー」という単調な鳴き声に、ついまどろみに引き込まれそうになる。

おや、デッキの手すりに羽化したセミが一匹。

鳴いているのは、このコエゾゼミかなぁ?

サルたちは、今日も追われながら通り過ぎていく。

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久しぶりのK群

サルの群れは、エサのあるコースを進む。

小鳥のエサ台を置いてある家は、彼らの進路。

最近は、1ブロック東を通って行く。

今日、久しぶりに我が家の庭にK群があらわれた。

軽井沢のサルは、碓氷峠周辺のU群と、軽井沢群(K群)の2群。

「子ザルが増えて、かわいいなぁ」とのんきに見ていると、やりたい放題。

木に登ってムシャムシャ葉を食べるし、あっ、大事に見守っていたミヤマエンレイ草の実を食べてる。

もーっ、全部食べてしまった。

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我が家の猛犬たちも、なす術なし。

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しばらくして、町が委託した野生動物監視隊が到着。

いつものようにエアガンと「ホウホウ」と言う声で追われていった。

発信機が着けられているので、すぐ見つかっちゃうね。

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エゾハルゼミ

雨あがりのウッドデッキ。

小さなセミが、ひっくり返っていた。

「命を全うしたのかしら」と思い、羽をつまんでデッキの手すりにおいて、写真に撮らせてもらう。

しばらくして、手すりを見ると「あれ?いない」。

生きていたのね。

9時を過ぎて陽が当たってくると、木々からは重なり合うハルゼミの合唱。

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新緑の頃

夜半の雨が上がって、新緑が目に眩しい。
犬の散歩を終えて帰ると、すでに大気が乾き始めていた。
道路にひも状のもの。
ミズナラの花が、夜の間に一斉に落ちた。
開葉後まもなく落ちるらしい。
枝を落としたハルニレの幹から、葉が噴き出していた。

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ノキシノブ

梅の古木にはりついて、ダランとして、いつもは疲れたおじさんを思わせるノキシノブ。

雨が降ったら嬉しそう。

空を眺めている。

でも、下から見るとほとんど異星人のよう。

くたびれたふりをして、私たちを見張っているに違いない。

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丸い目のようなものは、たいていのシダ植物の葉の裏についている胞子嚢群(ほうしのうぐん)、「ソーラス」といわれるもので、胞子の入った袋の集まりだそうです。